<出入国審査が別ゲートでスムース:台湾を年に3回以上訪問する人が対象>
台湾は日本人が旅行しやすい国の一つだと思います。一年間に3回以上台湾訪問の機会があった人に、今後の訪問時に便利な「常客証」制度があります。
ネット経由で申請し、認められると自分用のPDFがすぐダウンロードできます。これを紙に印刷し、台湾出入国時専用レーンに並べば、審査待ちの長蛇の列を回避してチェックが終わり、ゲートの先(入国・出国)へ行けることになります。
<暦年ではなく、3回の訪問が一年以内>
「一年間」は、「1月から12月」という意味ではありません。申請前の3回の台湾訪問の日付をパスポートで見たとき、最初と最後の日付が「一年間」に収まっている、という状態です。
<パスポートを横に置いてネットで申請>
- 台湾「常客証」ネット申請:https://niaspeedy.immigration.gov.tw
「一年間に3回以上」という条件がOKなら、用意するのは、自身のパスポート、台湾でよく使うホテル名(ある意味適当でOK)くらいです。電話番号、住所なども必要ですが、覚えてますよね…。
|台湾「常客証」ネット申請入口|
下の画像で赤く囲んで例示した位置が申請画面へのリンクですので、実操作では、画像の下にあるリスト表示のリンクをクリックすると申請画面入口です。
- 台湾「常客証」ネット申請:https://niaspeedy.immigration.gov.tw
|手順は比較的わかりやすい|
表示されたフォームに必要事項を書き込み最後に「Apply」ボタンをクリックします。
ちょっと迷いやすい個所は以下の通りです。
Passport Issuance Date | パスポート発行年月日 |
Passport Expiration Date | パスポート有効期間満了日 |
Identity Card Number | 日本人は該当がないのでパスポート番号でも |
Visa Type | 通常ビザなしなので「Visa-Exempt」選択 |
Address in Taiwan or Hotel Name | 台湾宿泊先のホテル名。ある意味適当に |
最後に「Apply」ボタンを押すと、不備がある場合は赤字で再入力を求められ、OKであれば入力確認画面が表示されます。
|入力確認画面が出たら、改めて間違いがないか確認|
入力事項を確認する画面が出たら、再度チェックし、「Print」ボタンを押します。
この結果、PDFがダウンロードされます。
|PDFがダウンロードされるので、これを保存、印刷する|
PDFを開くと「外籍商務人士使用快速查驗通關證明」を見ることができます。これが、「常客証」の原本というか、交付された証明になります。
<実際の使用時は紙に印刷し、パスポートとともに提出>
台湾入出国の際は、専用のカウンター列にならび審査を受けます。パスポートと「常客証」を一緒に提出するとOKです。
桃園国際空港では入国時、ゲートの右端附近に「常客証」対応のゲートがあります。それより右は、外交官とか乗務員用のゲートしかなかったかと思います。同出国時、管理区域に入るときは他の出国者と同じ列に並び、搭乗券などのスキャンを受け持ち込み荷物検査、という流れです。このあと、専用ゲートは向かって右方向にありますので、手荷物検査も右寄りで受けると検査ゲートも比較的近いということになるかと思います。ただし、桃園空港の出国検査のゲート、外国人も自動化とかいうことで段々と変化しているようです。よくわからなければ、常客証見せながら、どっち方向か尋ねるのも一案かと思います。
余談ながら、搭乗券を入手する航空会社カウンターでは「常客証」は関係ありませんので、念のため…。