熊本県上益城郡山都町にある「通潤橋」で放水があるというので、2014年9月6日、見てきました。
江戸時代末期の1850年代に造った石造りの橋です。他方の台地へ灌漑用水を、ということで内部には水を通す作り、上面は人が歩ける状態です。
人と橋の大きさを比べると、重機もない時代によく作った、それも水道橋を、と感心します。
↓橋の中央、オレンジのTシャツの人が、栓を抜きます。始める前に、いろいろ観光客の質問に答え、周囲でフムフムと聞いておりました。
↓栓はこういう具合になっておりました。左上の枠のようになった部分が外側から見える放水口のひとつになります。
↓正午の放水開始直後の状態
↓3条の水流、豪快です
江戸時代にこれをね~と、下に降りて見上げて、改めて感心しました。
灌漑は、上の写真で見ると、左の土地から下った水が水道橋を通り、右上の台地へ運ばれます。サイホン式になっています。なお、放水中もどこからか右の排水升に供給されてまして、不思議に思って、オレンジTシャツの方にお尋ねしたら、現在は、川床を潜るもうひとつのサイホン水道があるとのことでした。
放水はスケジュールあります
この通潤橋、四六時中放水しているわけではありません。
日程が決まっているようです。
「通潤橋「観光放水」の予定」中に表示される、スケジュール表(PDF)で確認できるようです。